どのくらい現金での預金をしておけば安心なの?:都内一人暮らし、20代独身の場合
本件のゴール:都内一人暮らし独身の場合、現金での預金額の最適値を算出する
結論
都内住み、20代、独身の人間は現金で50万円預金しておけば、ひとまず生き延びられる。
何故「現金での預金」が必要なのか?
→何らかの事情により収入が維持できない状態に陥ったとき、
生活レベルを維持するためには取り回しの効く「現金」が必要なため。
「現金での預金額の最適値」を知っておくことのメリットは?
(1)最適値以上の貯金が不要なので、それ以外を投資や趣味に回せる
※基本的に現金で持ち続けている事自体、インフレを考えると損。
日本のインフレ率はざっくり2%/年なので、持っている紙幣について
現在と同等以上の「市場価値」を維持するためにはこれ以上の運用が求められる
(2)将来に対するぼんやりとした不安がなくなる
(3)「人生の基盤」が整う→楽しい人生とは
(4)各種保険に入らなくて良くなる
・保険は期待値マイナスのギャンブルである(参考)
★もっといいリファレンスがあったはずなので気が向いたら探す
算出モデルの提示
以下モデルで導出する。
現金での預金額の最適値=(一ヶ月ごとの最低生活費)*月数+リスク対応費
ここで、前提条件を以下の様に設定する。
<前提条件>
・都内住み
・20代
・独身
この場合、各パラメータは以下となる。
(1)一ヶ月ごとの最低生活費:14.5万円(参考)
(2)リスク対応費:?
(3)月数:?
→(2)(3)を求める
「リスク対応費」とは?
→「何らかの事情により収入が維持できない」場合から回復するための費用。
「何らかの事情により収入が維持できない」ケースとは?
都内住み、20代、独身に起こりうる長期的に働けないテストケースとして、「病気」「骨折」を考える。
Tips:どのくらい起こるの?
→「病気」は20代だと0.1~0.3%程度みたい。(10万人比のそれっぽいデータ)
「骨折」はいいソースみつからず。個人のインドア/アウトドア志向に大きく依存しそうなイメージはある
case1.病気の場合
リスク対応費→中央値でざっくり20万程度の様子(参考)
月数→全体平均で12日。とはいえ病気によってまちまちなので、ここは1ヶ月とする(参考)
よって、
現金での預金額の最適値(病気)=14.5×1+20=34.5(万)
case2.骨折の場合
リスク対応費→中央値でざっくり20万程度の様子※病気と同じソース(参考)
月数→ざっくり2ヶ月(箇所によってまちまちすぎるが、このくらい立てば出勤はできそう)
よって、
現金での預金額の最適値(怪我)=14.5×2+20=29+20=49(万)
総計
まさか同時に起こることはないと思うので、(そこまでリスクを見ない)
高い方を採用。49万円。丸めて50万円が、現金での預金額の最適値とする。
備考
・今回医療費制度の大部分を考慮にいれてないので、実態はこれよりかからなさそう
・物件系の保険まで話広げようとしたけど、家にそもそも失って死ぬほど困るものってある?僕はない、、、
・保険に入らないノーガード戦法を撮ることで自分の資産増加を加速できるのはかなりアドだと思っている