嫌になる
2月17日。
溜息をし続ける、そんな一日だった。
他人に対してよくない感情を持つことが多かった。
顧客が雑に仕事(と、責任)を押し付けてくるそのやり方に眉をしかめ、
ちょっとした作業依頼に対応したら上司から職務分掌を問われる語気の荒いメールが飛んできて、返信を考えるためにこめかみを抑える羽目になり、
他の人の引き継ぎで普段出ていない会議に出たら、
ある関係者が、場所場所で報告内容を(恐らく意図的に)変えていることが発覚し、
急遽対策を考える会に巻き込まれ、
嫌になったので早めに上がろうとしたら、年上の方に諭される。
曰く、
「あなたの作業を私に依頼しているような状態なのに、仕事を増やしているとは何事だ。
仕事が回らないのなら、回らない状態であることを周囲に共有し、対策を立てねばならないのだ。」と。
謝罪だけして、早々に帰路につく。
やってられるかばかやろー。と心の中で悪態をつきながら。
家につき、ぐずぐずとした気持ちを抱えながら、
明日やることを整理しているときに、ふと気付く。
その年上の方が自分にこんな注意をしたのは初めてだと。
普段どうしてたっけ?と思い返してみると、
そもそも、そういう状況に追い詰められる前に、
「ヤバいよー!」と叫んで、巻き込んでいたなー、と気付く。
普段できていたことが、できていない。
いつもなら気にせず流せることに、イライラする。
どうやらへとへとだったらしい。ゆっくり休ませてあげよう。
こんな日は心地いいジャズ・ミュージックを聴きながら、ホットココアを飲むに限る。
小休止。しましょう。