楽しい人生のTips

楽しいと楽は違う

着地点

お昼休み明けの会議にて。

 

「これじゃ着地点が分かんないよ!もっと情報を整理して見える化しようよ!」

 

 

お客さんが語気を荒げる。

みんなはぼんやりと受け流している。

「情報整理よりもまずは手を動かして成果物を作ろうよ!」

そう先週熱弁していたのは誰だったっけ、と思いながら。

 

 

 

グチグチ言っても仕方ない。着地点を考える。

 

 

 

仕事における着地点ってなんだろう?

 

 

着地点を考えている人たちの、当時の状況そのものを

ギュッと圧縮したものなんじゃないかな、と思う。

 

 

これを優先したらこれはできない、

突発の対応のマージンを確保すると、確度は保証できない。

 

「まずまずできそうなところはここまで」「調子がよかったらここまで行けそう」

 

そんなこんなの話をしながら、現実的なラインに落とし込んでいく。

 

 

あとは、組織の力関係とか、偉い人の感情とか、自分の意地とか。

そういったドロドロも、やっぱり含まれる。

(やっぱりみんな、自分にとって都合がいい方向に持っていきたいもんね)

 

 

面倒なんだけど、大事なことなので、

皆膝を突き合わせて話し合う。

 

 

思えば、

お仕事上手だよなって思う人って、例外なく

着地点を上手いこと設定できる能力がある気がする。

 

 

仕事の実態をわかっていたり、

明瞭な説明をするのが得意だったり、

人たらしであったり、それは様々だけど。

 

最終的にみんな「コレで行こう!」ってなるもんね。

 

 

と前向きに解釈すると、「着地点を考える」なんていう面倒ごとでも

細かく分解して、作戦を立てて、淡々とやっていくのが

あんまり苦じゃなくなったりする。

 

 

 

明日も一日、頑張らずに良いお仕事できるようにうまくやっていきたいな~

 

 

おわり。